3月9日、杭州士蘭微電子股フェン有限公司（以下「士蘭微」と言う）は2014年の年報を発表し、同公司の各主営業業務は引き続き安定増加の傾向を保持し、経営業績が更に向上した。2014年、営業総収入は187,003万元で、2013に比べ14.17%増えとなった。営業利益は11,647万元で、2013年に比べ82.89%増えとなった。公司の利益総額は18,502万元で、2013年に比べ48.83%増えとなった。公司の親公司に帰属する株主の純利益は16,434で、2013年に比べ42.58%増えとなった。

士蘭微によると、新製品の登場スピードの加速につれて、公司の集積回路、パワーデバイス制品、発光ダイオードチップ、発光ダイオード制品の営業収入の前年比は何れも増えとなり、その中LED照明ドライブ回路、発光ダイオードチップと発光二極管製品の営業収益成長が比較的に速い。2014年、集積回路営業収入の増加は主にLED照明ドライブ回路の出荷量の急速増加のためである。また、2014年、資金管理の強化を通じて、融資ルートを広げる同時に更に効果的に財務費用を低減した。

2014年、士蘭微のLEDチップと製品の売上高は前年同期に比べそれぞれ44.73%と113.46%増えとなり、、LEDチップと製品の粗利率は前年同期に比べそれぞれ20.76%と10.02%増えとなり、子公司の士蘭明芯公司と美卡楽公司は共に黒字転換を実現した。2014年、士蘭明芯はLED照明用高圧チップの開発に成功し、市場に登場しました。2014年、生産能力の釈放につれて、美卡楽公司はハイエンドのカラー画素デバイス市場の競争優位を固め、ブランドイメージをさらに向上させた。2014年の末まで、士蘭明芯公司の新築LED建屋は上棟し、2015年の上半期にクリーン・内装を完成し、更にLEDチップ生産能力を拡大する。

調査によると、近年来、士蘭微の発展は安定とは言えない。2013年度の営業総収入は163793万元で、2012年の134902.42万元の営業総収入に比べ17.64%増えとなり、その中、 2013年の純利益率は11527万元で、2012年に比べ530.81%増えとなるが、2012年の総収入は2011年の154598.87万元の営業総収入に比べ- 12.74%増えとなり、その中、 2012年の純利益は1827.3万元で、2011年に比べ純利益は- 88.07%増えとなった。

上図から見ると、士蘭微は2011年- 2012年に赤字の状態にあり、外部経済の低迷及びLED業界の競争激化の影響を受けて、2012年の収入及び利益が最小に降下し、純利益が88%減りとなった。2013年の後半から2014年の前半までLED需要量は増大して、その営業収入は安定的な成長を実現した。将来、士蘭微の業績はLED手当廃止の影響を受けるかもしれないが、その巨大なLED市場の発展空間はこれを補う見込みである。

士蘭微は、チャンスを掴んで集積回路チップの生産ラインのアップグレードを加速して、製品の総合競争力を高めるために、公司は未来の2～3年内に10億元を投資して8インチ集積回路チップ生産ラインを1本建設する予定である。当投資プロジェクトが順調に実施されると、大いに公司の製造技術を向上させ、更に国際同類の半導体企業との格差を縮め、大いに公司の収益能力を強化し、総合的な競争力を向上することができる。

技術面では、国内半導体分野においてIDM（設計と製造を一体化）を主要モードとする企業として、士蘭微の開発支出は主に設計開発と製造工程開発に分けられる。公司の目標は国内にリードする自社ブランドを有する半導体製品サプライヤーになることである。この長期的な目標を持って、報告期間に開発プロジェクトは依然として主に電源管理製品ステーション、電力半導体部品とモジュール技術、デジタルAV技術、RF /シミュレーション技術、MCU / DSP製品ステーション、MEMSセンサー製品と技術ステーション、発光ダイオード制造及びパッケージング技術ステーションなどの面に取り組む。これらの開発活動を通じて、公司は絶えず、既存の製品群を充実し、例えばIGBT等の電力部品及び電力モジュール製品、LED電源回路、デジタルAV回路、MCU回路、MEMSセンサーなどの製品、高品質のLEDチップと製品を登場させます。2014年、公司及び子公司は合わせて特許ライセンスを128項、集積回路の回路配布ライセンス１１項を受けた。2014年の末まで、公司と子公司は合わせて各種類権利証明を511項取得した。

2015年、下流照明応用市場の需要を牽引する下で、LEDチップ市場需要は大幅に上昇し、士蘭微の予測により、2015年営業総収入は22.5億元前後（2014年より20%増）にあり、営業総コストは20.5億元前後に抑制する。2015年にも、更に生産能力を拡大し、LED製品や技術開発の投入を増大し、マーケティング及び企業ブランドの建設を強化し、LEDチップ市場を開拓し、LED市場シェア及び企業を利益を向上する。